燃料油脂新聞「合格するまで面倒みます!」 2017.12.14

掲載紙
燃料油脂新聞
掲載日
2017年12月14日

2017年12月14日の燃料油脂新聞に掲載されました

燃料油脂新聞「合格するまで面倒みます!」 2017.12.14

記事

乙4合格者は9割以上

東京・大阪などで定期講習

【大阪】多くのSSマンや元売関係者が取得する危険物取扱者乙種4類(以下・乙4)。1回の試験で合格する人もいるが、苦心する人も少なくない。今年で創業20周年を迎えたスペック(大阪市北区・上村英樹社長)は乙4講習を開業当初から行っており、現在はさまざまな資格を対象にした「合格するまで面倒みます!」の一環として東京・大阪で月1回開講。名古屋や福岡でも定期的に実施している。

同講習の考え方はいたってシンプルで、合格するための学習に特化することだ。通常は試験に出る・出ないにかかわらず乙4のすべてを網羅した参考書などを活用して学ぶか、仕事をしながら勉強する人が多く、時間の制約がある。
そこで同講習では試験の傾向を分析し、満点ではなく合格点を取れる内容にポイントを絞って2日間集中して学ぶ。テキストは20数ページと薄く、講師もわかりやすくていねいに教える。初日に要点を学び、2日目には演習問題を解く。何度も繰り返し解き、出題傾向をマスターすれば、合格の道は開けてくる。
また同講習は名称通り、もし不合格になった場合には2回目以降の受講が無料。何度でも教え、合格へと導く。なかには複数回受講して合格し、大喜びで報告に来た受講生もいたという。

受講生の立場に立ったシステムで合格者は9割を超える。ただ何度も受講しなければ合格できないような講習ではない。過去の受講生からは「本当に2日間の学習で合格した」「還暦過ぎで合格できた」「わからない問題が出て焦ったが、”100点は不要。合格点をとること”と言われたのを思い出し、学んだ問題を確実に回答したら受かった」などの感想が寄せられている。初めて受講したというSS勤務者も「ポイントがわかりやすく、あとは演習問題を繰り返せば合格できると感じた。一発合格したい」と意気込む。

同社の出口朋子常務・教育支援事業部長は「定員オーバーすることもあり、講習会の回数を増やすことも検討している。企業などへ出張し、講習を行うことも可能」としている。