燃料油脂新聞「『心學塾』経営に活かす」 2018.11.09

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燃料油脂新聞
掲載日
2018年11月09日

2018年11月09日の燃料油脂新聞に掲載されました

燃料油脂新聞「心學塾」 2018.11.09

記事

「心學塾」経営に生かす

2015年から受講者累計50人

【大阪】SSへのスタッフ派遣、コンサルティング事業や資格スクールなどを展開するスペック(大阪市北区)は2018年から私塾「心學塾」を開講、過去50人の受講者が学んできた。”新しい時代に適応するため「心」を磨き「創造力」を開発し「愛」を実践する”をコンセプトに初級は毎月第1土曜日、今年10月新設した中級は第3水曜日に行われている。経営者から政治家秘書、会社員から学生まで幅広く、関西に限らず関東などから通う受講生もいる。

同社社長でビジネス書の著作も多数ある上村英樹塾長は「自分には老舗企業の社長など”師匠”と呼ぶ人がいる。その人たちから得たもの、そして自分が実践してきたことを関西の中小企業経営者に伝えることで繁栄してもらえればと開講した。人手不足やSNSによる情報拡散など、従来のやり方では対応が難しいケースが増えている。”昔はよかったが、いまはどうしてよいかわからない”といった状態に陥る経営者は多い。自分がやってきたことを広く伝えられれば」と話す。

講習内容は近現代の経営者や実業家の教え、歴史上の偉人の考え方などを取り込み、経営に生かせるよう、人の輪や心の大切さなどを理論的に説く。

SSに限らず人員確保に苦慮し資産はあるが人手が足りず労務倒産の危機に直面している企業もある。上村塾長は「当社の場合は顧客や取引先の関係者などが当社のファンになって入社に至るケースが多い。好きで入った職場であれば、賃金や休日の多少に関係なく活躍してくれる。魅力的な職場づくりが必要」と強調。その根底にあるのが同塾コンセプトであり「入社したくなる会社をテクニックではなく本質で構築する。繁栄し持続する会社の思考法を理論的に物語(ストーリー)でひもといていく」。

同塾の初級を受講し、いまは中級で学ぶ経営者は「収益面でも人手の面でも受講前とはまったく違う。思考や行動が変わり、家庭でもよい変化が生まれた」と話す。
上村塾長は「石油・エネルギー関連の事業主や幹部も塾生として学んでいる。SS経営者や幹部、跡を継ぐ2代目、3代目などにも受講してもらえれば」としている。